今回のYambaru Science Café 「はじめよう!村民による村民のための村民自然調査」ではビッグゲスト、東京都市大学客員教授・名誉教授/一般社団法人生物多様性アカデミー代表理事の小堀洋子さんをお招きし、市民科学についてのお話とiNaturalistというアプリを実際に使ってみる時間を設けました。
市民科学のお話では、自然に限らず文化面や災害現場、行政などでの活用事例も紹介され、私たち市民が楽しく関わりながらより良くする手段として市民科学はより発展していく、そんな期待感がありました。
また世界で活用されているiNaturalistというアプリを使ったお試しでは、生きものをほとんど知らない参加者も生きもののグループや種類をAIを活用して記録することができました。ヤンバルクイナなど希少種が多いやんばる地域では、使い方に十分な注意が必要なものですが、単なる生きものの記録だけでなく、直面するロードキルや外来種の問題などにも活用が期待できるものと感じました。
私たち地域住民がやんばる地域の自然を調べ、守っていく担い手となる。そんな可能性と裾野が広がる機会となりました。
↓こちらは参加してくれた地域の方からいただいた感想です。
初めて参加しましたが、とても充実した時間でした。
国内で行われた様々な市民科学の具体例を示していただいたので、
自分自身の立場に置き換えながら、アイデアを膨らませてお話を聞くことができました。
ご講演のあとに、実際にアプリを使って参加者みなさんで「やってみる」時間を設けていただいたので、より実感をもって理解することができました。
様々な職種の方が集まっていたので、今後はそれぞれが実践した報告会などもできると良いなと思います。
また次の開催もぜひ参加したいと思います。ありがとうございました!