メンバー

メンバー
久高将和 kudaka masakazu
久高将和

代表理事 写真家

沖縄県東村生まれ・国頭村在住の写真家。沖縄県教育庁文化財保護指導員や林野庁九州森林管理局自然保護管理員を長く務める。40年来、やんばるの自然や生活文化を地元ならでの視点で撮影記録し発表する傍ら、研究者目線ではない、住民が理解しやすい野生生物調査の在り方の確立を目指しあたふたしている。ここ数年来放映されたNHK・BS「ワイルドライフ」の沖縄やんばるの生きものシリーズの撮影を担当していることもその一環である。やんばるの地に育まれ伝承された生活文化とやんばるの自然を理解し、持続的な利活用を実践できる人材の育成に余念がない。

専門分野等:自然/文化資源調査及び記録撮影

活動実績等(専門分野に関わる主なもの)
2001年:喜如嘉の芭蕉布柄調査記録事業主任・主任(文化庁)
2001年:国頭村安波訓練場跡地利用計画に関する自然環境および住民意識調査・主任(国頭村)
2004年~:生物モニタリングサイト1000全国調査(鳥類調査)・調査員(環境省)
2007~2009年:地域資源を活用した持続可能な発展に関する観光資源教育・人材育成プログラムー実践的島嶼地域モデルの開発事業・特別調査員(琉球大学法文学部)
2011~2018年:国指定天然記念物ケナガネズミ生態調査・調査員(文化庁/沖縄県教育庁文化財課)
2019年~:国指定天然記念物トゲネズミ生態調査・専任調査員(文化庁/沖縄県教育庁文化財課)
2010年~:沖縄島北部国有林における希少野生動植物種保護管理事業・担当技術者(林野庁沖縄森林管理署)

地域貢献(委員等)
1976年~:沖縄県文化財保護指導員
2000年~:林野庁九州森林管理局 自然保護管理員
2001年~:環境省認定環境カウンセラー(登録番号2001247001)
2004年~:特定非営利法人 国頭ツーリズム協会顧問
2010年~:日本野鳥の会 やんばる支部・支部長兼務
2016年~:一般社団法人 やんばるビジョン代表理事

大島順子 oshima junko
大島順子

理事
国立大学法人琉球大学国際地域創造学部観光地域デザインプログラム教員

地域における環境教育やESD(持続可能な開発のための教育)、持続可能な観光といったアプローチから持続可能な社会を築く担い手づくりがライフワーク。観光の持つ多様な側面を活かした教育のありかたを研究テーマに、適切な資源管理に基づいた自然環境保護及び観光資源の保全と活用の観点から、最近は沖縄におけるワイルドライフ・ツーリズムの構築を目指した実践的研究に取り組んでいる。また、SDGs達成のためのESDという視点から2021年7月にユネスコの世界自然遺産に登録された「奄美大島、徳之島、沖縄本島北部及び西表島」のやんばる地域における世界自然遺産教育の推進にも力を注いでいる。

専門研究分野:環境教育学、ESD(持続可能な開発のための教育)、持続可能な観光

活動実績等(専門分野に関わる最近の主なもの)
2007年〜:【研修】JICA研修事業「エコツーリズム企画運営研修」講義等担当
2013年〜:【研修】沖縄県内の教員初任者研修(小中高)、ユネスコスクール活動支援等
2014年〜:【研修】教員免許状更新講習「未来をつくる力を育むESD」、「アクティブラーニングで学ぶESD」選択講義担当
2011~2013年:【研究】文科省科研費助成事業「沖縄における持続的なワイルドライフ・ツーリズムの構築に関する実践的研究」【基盤研究C】
2012年〜:【研究】沖縄森林管理署業務受託「希少野生生物保護管理事業(沖縄島北部国有林)」
2014~2017年:【研究】文科省科研費助成事業「やんばるの自然資源の保全と適正利活用のための地域住民の理解を作り出す仕組みの提案」【基盤研究C】

地域貢献(委員等。最近3年間)
沖縄県振興審議会専門委員(環境部会)
沖縄県生涯学習審議会委員
那覇市環境審議会委員
九州地方ESD活動支援センター企画委員
沖縄県環境教育等推進行動計画推進協議会委員長

所属学会等
一般社団法人日本環境教育学会代議員
日本社会教育学会
日本野外教育学会
Wildlife Tourism Australia

佐藤奈津子 satou natsuko
佐藤奈津子

理事 Yambaru Green 代表

幼いころから慣れ親しんだやんばるの森、生きもの達の魅力をより多くの人に伝えるため、Yambaru Greenを設立し、さまざまな自然体験ツアーを実施している。また、国頭村辺土名に事務所兼小さなネイチャーセンターをOpenさせ活動中。



活動実績等(専門分野に関わる主なもの)
2013~2018年:ヤンバルクイナ交通事故多発区間における生息状況調査(環境省)
2014~2018年:ケナガネズミ緊急調査(沖縄県)
2015年:ヤンバルクイナ交通事故防止普及啓発業務(環境省)
2015~2018年:奄美・琉球における森林地帯の絶滅危惧種・生物多様性保全に関する自動撮影カメラ調査業務(森林総合研究所)
2016年~:落下種子調査補助業務(琉球大学)
2018年~:オキナワトゲネズミ緊急調査業務(沖縄県)
2019年~:自動撮影カメラ調査業務(沖縄県北部) (森林総合研究所)
2019年:ヤンバルクイナのロードキル発生地点検証等業務(環境省)
2019年:希少鳥類の繁殖調査のための巣箱点検業務
2020年~:樹上生物調査業務(森林総合研究所)

関連サイト(下記サイトをご参照ください)
■Yambaru Greenの活動など
■Facebookではやんばるの森の”今”を伝えています

松原雅裕 matsubara masahiro

理事
デジタリウムプロジェクツ!主宰
つくらし共同代表
ミュージアムデザイナー

東京国立博物館、国立科学博物館、国立民族学博物館、奈良・シルクロード博井上靖館など、大規模館やパピリオンの展示デザインを経て、1991年に独立。大規模館のあり方の限界を感じたのと同時に、より人々のくらしに近い学びの場の可能性を感じたため、さまざまなワークショップやインタープリテーションを実践し、地域に密着した博物館のあり方を探る。その中で、くりかえし訪れ、そのたびに学びが深まっていくカタチと持続可能な運営を可能にする「アップデイト型展示システム」を開発。1999年には兵庫県立一庫公園のネイチャーセンターを「見つけた!博物館」と位置づけ、来館者の発見の共有と蓄積を展示の中心とした施設づくりをおこなった。以後、自治体の社会教育施設や自然公園、環境省の環境学習施設、地域づくりなど、人々のくらしに密着した学びの場を提案している。2012年から地域の中にある自立した持続的な学びの場の実践として、沖縄県恩納村で「つくらし=つくる×くらし」という小さな学びの場を運営している。著書に「僕らのつくるマルチメディア」他。ミュージアム専門誌ミュゼで「ハードのチカラ ソフトのチカラ」を連載中。

活動実績等(下記サイトをご参照ください)
■ハードのチカラ ソフトのチカラ
■デジタリウムプロジェクツ!

村田佳久 murata yoshihisa
村田佳久

理事 
国頭漁業協同組合・組合長

2012年、23年ぶりに国頭漁協の定置網漁業を再開させ、鮮魚や沖縄美ら島財団と業務連携し、観賞魚出荷などにも販路を広げる活動を軌道に乗せた。また、台風に行く手を阻められながらも定置網を使った観光体験等も開始している。

受賞歴等
2015年:第20回沖縄県青壮年・女性漁業者交流大会において県知事賞受賞「復活!国頭定置網」